risu no bag 2016
( リス ノ バッグ 2016 )
Squirrel felt applique and embroidery bag
クルミの実が鈴なりになる頃、
リスたちは忙しそうです。
リスは冬眠しないので、
冬に備えて実を蓄えているのです。
俊敏な動きで、木を登ったり降りたりして、
実を枝の隙間に隠したり、土に穴を掘って埋めたりします。
リスたちが、青いクルミの実に手を伸ばしています……
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アップリケの制作に関して少し書かせていただこうと思います。
最近は、フェルトの生地を染色した表現が増えてきました。
一枚一枚染色してから乾燥もさせますので、
手間と時間のかかる作業なのですが、出来上がるフェルトの表情が好きです。
限られた数しかないフェルトの色の制限も少なくなりますし、
完全には二度と同じ色と表情が作れないことも魅力です。
染色しない均一な色のフェルトには、
想像する余白であったり、また別の魅力があると思うので、
何をどう作りたいかによります。
リスのアップリケの染色について。
リスの体のほとんどの部分はグレーなのですが、
腕や足の色は、夏毛の残りがあるので途中からオレンジに変化しているのです。
この時、グレーとオレンジのフェルトをつなぎ合わせることは考えられません。
色の差が極端なだけでなく、切れ目が入ってしまうことで、
体のなめらかなラインも作れなくなります。
染色をすることで、一枚のフェルトのパーツの中で
グレーからオレンジに色をスムーズに途中から変えることができます。
フェルトの周りを縫う刺繍糸で作る色の変化も大切です。
今回は、クルミの葉の葉脈や日焼けなども染色で表現してみました。
またひとつ、e.no.bagらしい表現を見つけられた気がします。
大変お待たせいたしました。
まもなく販売いたします。
秋の新作のお届けです。
ニホンリスと、リスの好物のクルミの実をモチーフにした作品です。
フェイクファーやウール生地など、温かみのある素材を多く使用した秋らしい作品です。
染色による表現も楽しんで頂けたらと思います。
・リス ノ バッグ (大変お待たせいたしました。追加の制作分を出品いたしました。)
・フラミンゴ ノ バッグ
・アリ ノ バッグ(リクエストにお応えして。他のモチーフではなかなかお応えできなくて申し訳ございません…..。)
Sold out ありがとうございました。
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